英検1級、TOIEC890点、IELTS 6.5点を保有している私が、英検準2級の勉強方法についてご説明します。
英検1級とIELTS 6.5点の資格証明書は下記になります。
英検準2級を初めて受ける方は、どんな試験なのか気になりますよね。実は私が最初に受けた英検が準2級でした。
高校1年生のとき、学校の方針で受けたのですが、他の級を受けたこともなかったのでとても不安でした。
今回は、そんな私の経験も織り交ぜながら、英検準2級についてわかりやすく説明していきます!
私も英語の勉強で苦戦していたリスニング
英語を勉強している多くの人が苦労するのが、リスニングではないでしょうか?
・TOEICのリスニングで点数が取れない
・英語が速すぎて聞き取れない
・長い文章だと、最初に聞いた内容を忘れてしまう
このような悩みを抱えている方は多いと思いますし、私もよく英語学習者からこのような質問をされます。
実は、私も昔はリスニングが大の苦手でした。
正直、リスニングなんて留学しないと習得できなく、外国に行ったこともない私には無理だと諦めていました。
また、ネイティブの英語にふれたいと思っても、海外に友達はいなく触れ合える環境がありませんでした。
そして、裕福な家庭であれば、英会話に通ったりもできると思いますが、私には英会話教室に通う時間もお金もありませんでした。
しかし、自分でどうしてもリスニングの点数を上げたいと思い、色々と勉強した結果ある5つのポイントに気をつけるだけで、私のリスニング力はグーンとアップしました。
英語のリスニングが苦手だった私が、今では英語を聞くのがとても楽しいですし、ネイティブの人とも普通に話すことができます。
私のリスニング力を上げたのは、才能でも海外経験でもなく、正しい練習方法があったからです!!
この勉強法は日本にいながら習得が可能なので、是非リスニングを苦手としている人は実践してください。
間違ったリスニング勉強法5選
今回は、リスニングの勉強をしている人が間違いやすい5点と、その改善方法についてご紹介したいと思います。
私が実際に試してみて良かったものばかりなので、ぜひ参考にしてみてください。
間違ったリスニング勉強法1:文章全体をぼんやり聞いているだけ
リスニングの勉強を始めたばかりの方、特に勉強熱心な方がやりがちなのがこの「ぼんやり聞いている方法」!!
よく、巷には、
「英語を聞いているだけで喋れるようになる」
「英語をずっとぼんやりBGMのように聞いているだけで英語脳になる」
などと謳った教材が多いです。
私も色々と試しましたが、これらは無理だと断言できます!!
脳は意識して聞かないと、その音は雑音としてしか判断しません。
つまり流れてくる英語を意識して聞かなければ意味がないんです。
実践した期間が短いから効果がないんじゃない?って思う方もいるかもしれませんが、私の友人は期間が重要だと言って、半年毎日ひたすら聞き流していたそうですが効果がなかったです。
日本語を習得してしまった私達は、意識して聞かないことには「英語=雑音」でしかありません。
でも、英語を英語を一語一語を全て理解する必要もありません。
もちろん、全て理解できる方が望ましいのですが、いきなりそのレベルに到達するのは難しいです。
完璧に理解しようとして、文章全体に集中すると、情報量が多すぎてどこが大事なのかわからなくなってしまいます。
結果的に、なんの事を言っていたのか全てわからなくなってしまいます。
しかも、長文になればなるほど大変で、テストの点数を上げるにはまずある1点だけ聞くように心がけてください。
それは、文の始めの部分に注目すると意味がつかみやすくなります。
英語は文頭に大事な情報(主語、時制、否定語など)があるので、ここに気をつけることでその後の内容も理解しやすくなります。
特に疑問形(Why、What、Where、How、When)の問題だと、特に顕著です。
質問の意図が、「なぜ、何、どこ、どのように、いつ」によって、この人は何を知りたいかがわかってしまうからです。
なので、リスニング問題の一番最初の言葉を集中的に聞いて、絶対に忘れないようにしてください。
間違ったリスニング勉強法2:日本語訳しながら聞いている
聞こえた英語を日本語に直してから、理解している状態です。
例:「He called me yesterday.」 → 「彼は昨日、私に電話をかけた」
一見、簡単ように見えますが、頭の中とはいえ日本語訳する手間があります。
リスニングは話すスピードが早いため、「英語を聞くと日本語に翻訳」の同時並行が非常に難しいです。
頭の良い人であれば、それが可能かもしれませんが、私のような凡人にはそんなことは不可能です。
そのため、英語を英語のまま理解する方が実は効率的です。
これはよく言われることで、そんなことできたら苦労しないよって思う方。
これはイメージ訓練をすることで自然と英語のまま理解できるようになります。
先程の例の英文なら、彼が私に電話してきた様子を絵や映像でイメージしてみましょう。
このイメージすることによって、頭の中の図でストーリができます。
例え、英語が聞こえなかったとしても、図をイメージすることでこういう事を言っていたのではないかという推測までできるんです。
しかし、日本語訳に直していると、文章としてしか理解できないので、図をイメージする時間もなければ、イメージしようとも思わないと思います。
それから、英語の勉強をする時は、メモをする時でも英語で書く事をオススメします。
英語のスペルがわからなければ、聞こえたままの英語をカタカナで書いてもいいです。
とにかく英語の勉強をする際には、日本語に訳すという作業は一切しないようにしてください。
間違ったリスニング勉強法3:聞き取れなかったところで止まってしまう
英語のリスニングをしていると、知らない単語や聞き取れない部分が出てくると思います。
そんなときは、その部分をスルーして続きを聞くのが一番です。
「この単語、どういう意味だろう?」なんて考えている間にも音声は流れ続けています。
そんな事をしていては時間がもったいないですし、結果的に意味がわからなくなってしまいます。
1つの単語にこだわるよりも、全体を聞いてだいたいの意味を掴む方が理解できます。
また、全体を聞いていれば、知らない単語でも意味を推測できたりします。
これも頭の中でイメージするとより、意味を推測できるようになります。
大切なのは、とにかく話についていくことです。
間違ったリスニング勉強法4:聞き流し/倍速/洋楽で勉強している
よくある勉強法は、「英語を聞き流す・倍速でリスニングを聞く・洋楽で勉強する」がありますが、リスニング初心者にはあまりいい方法だとは言えません。
英語を聞き流す方法
何度も言いますが、聞き流しは本当に聞き流しているだけなので、まったく頭に入ってきませんでした。ただのBGMです。
しかも音楽じゃなく、話している言葉になるので、BGMよりも悪く、雑音でしかありません。
倍速で英語を聞く方法
また、倍速でリスニングを聞く方法ですが、普通のスピードでさえ聞き取れないのに倍速、というのも無理がありました。
これは、よく留学している人がいうのですが、留学するとネイティブの話すスピードは非常に早いため、リスニング問題で出てくるようなスピードが遅く聞こえるという現象です。
これは、ネイティブと会話する中で、耳が慣れたのもありますが、自分自身が話せるようになってきて、アウトプット英語の訓練ができたからというのもあります。
実は、英語をアウトプットすると英語力はすごく伸びます。
スピーキングだけではなく、リスニング力も自然と上がったりするので、単純に倍速で聴いているだけではあまり効果がありません。
そのため、初心者の方がこの方法でリスニングを勉強するのはオススメしません。
洋楽でリスニング勉強をする方法
洋楽で勉強する方法ですが、実はかなり上級者向けのリスニングだと思います。
歌は話している時よりも音と音がつながって聞こえたり、詩的な表現になっていたりするので、英語に慣れていないと難しいんです。
ちなみに音と音と繋がっている事を「リエゾン(liaison)、リンキング(linking)と言います。
このリエゾンは、ネイティブに慣ればなるほどあるのですが、英語のリスニング問題では、リエゾンがネイティブほど多くなく、とても綺麗に発音されています。
そのため、洋楽は、リエゾンが強く出やすい&詩的な表現が多いのでテスト対策としては向きません。
もし、洋楽を使いたいのであれば、洋画や英語の番組など、普通に話しているシーンを見たり聞いたりするほうが実用的です。
間違ったリスニング勉強法5:勉強が続かない・やる気が出ない
勉強が続かなかったり、やる気が出ないのは、リスニングに限った話ではないですが、モチベーションはかなり重要です。
独学だと、ついついサボってしまったり、どう勉強していいかわからなくなったりするかもしれません。
特にリスニングは、成長を感じるまでに時間がかかることも多く、根気と集中力をキープできないということもあるかと思います。
そんな方はまず、楽しんで英語を聞く習慣をつけてみてはいかがでしょうか。
週1回だけ英語の勉強を1時間するよりも、毎日10分でも勉強する方が英語は伸びます。
習慣化することは語学勉強においてすごく効果的です。
筋トレとかも習慣化が大切と言いますよね。
好きな番組や興味のあるニュースなら、問題集を解くよりも気軽に続けられると思います。
私のオススメは、YoutubeやTEDの動画です。
面白いテーマを短くまとめているものが多いので、飽きずに毎日聞けると思います。
長すぎないのがちょうどよく、1つ決めて習慣化してみましょう。
無料で毎日気軽にリスニング勉強ができる方法
無料で、ネイティブの英語が聞くことができたらとても良いですよね。
私がオススメする無料のサイトをご紹介します。
【BBC】6 Minute English
6 Minute Englishは、タイトル通り6分で、スキマ時間にもササッと勉強できますし、英語の話した内容をテキストとしても掲載されているので、何って言ったかがわかります。
BBCというイギリスのニュース番組が作成したサイトになるので、TOEICなどのテスト対策にも、イギリス英語に慣れておいて損はありません。
Ted-Ed
皆さんもご存知のTED(著名人が演説をする番組)が作成したサイトになります。
短い動画が沢山あり、さらっと見ることができます。
NHK World-Japan News
日本のニュースを英語で聞くことができます。日本のニュースなので、知っている内容を英語で聞くので、何を言っているのかがわかるのでオススメです。
NHK World-Japan Newsの公式サイトはこちら
この他にも英語のリスニング勉強をするには、色々なサイトや番組があるので、自分に合ったものを見つけて、毎日続けましょう。
また、一回聞いた後にスクリプトや字幕で復習することも大切です。
知らない単語や表現は意味を調べてください。
そうやって理解した後、さらに自分で音読してみると、理解度が格段に上がります。
英検1級保有者が教えるリスニングの点数を上げる勉強法のまとめ
リスニングが上達しない5つの間違いについて説明して、実際に私がリスニング力を上げた方法をご紹介しました。
文章全体を聞いていて重要な部分に気づかない、頭の中で日本語訳していて追いつけない、聞き取れなかった部分を引きずる、聞き流し/倍速/洋楽に挑戦して挫折する、毎日勉強しない。
これらさえ気をつければ、今よりもっと効果的に「英語の耳」が作れるようになるはずです。
慣れてきたら、シャドーイングやディクテーションをやってみるのもいいと思います。
シャドーイング = 聞こえた英語を口に出しながら聞いていく
ディクテーション = 聞こえた英語を紙に書きながら聞いていく
個人的にはシャドーイングのほうが手軽で続けやすいです。
やりやすい方法は人それぞれなので、自分に合うものを選んでもらえばいいと思いますが、まずは私が教えた方法を継続してみて、リスニング力が上がるのを実感してみてください。
その後、自分に合った方法が見つかれば、リスニングが楽しく、そして得意になるはずですよ。
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