中国語を勉強している中で現代語のマザコンってどう言うんだろうと疑問に思いました。なぜなら中国人男性にマザコンが多いというのは有名な話です。そこで今回中国人の男性になぜマザコンが多いのかの理由も含めてご紹介します。
中国語でマザコンはどう言うの？
日本の男性でマザコンだった場合、女性から結婚相手として引かれてしまうこともあります。自分よりお母さんの言うことを優先されてしまうことで、嫁姑問題がすることもあり、結婚相手がとても重要です。結婚しないとしてもただ付き合っている彼氏がもしマザコンだった場合すぐに別れを切り出すぐらい、恋愛においてマイナスなイメージが多いです。
ではマザコンを中国語でなんて言うのでしょうか。
それは、妈宝男（mā bǎo nán）です。「妈宝男」を直訳すると「母の宝の息子」になり、お母さんにとってはマザコンは宝のように大切で、とても可愛いというところからきています。
付き合ったり、結婚したりする女性からするとその目線から漢字をつけるのはちょっと・・・って思いますよね。
例文としては、「妈宝男最喜欢他的妈妈（マザコンは母親が最も好き）」とかです。
中国人男性はなぜマザコンが多いのか
中国人男性って、お金を持ってそうで、やさしくて、男らしいイメージがありますよね。
そんな中国人男性ですが、実はマザコンが多いことで有名です。
マザコンというと悪い意味に捉えられて、常にお母さんにベタベタして甘えている男性というイメージしがちですが、良い意味で捉えると母親のことを大切にしているということです。
中国では1979年から2014年と35年間という長い間一人っ子政策が行われており、男性が産まれるとなると家族・親戚中で喜びお祝いされます。そんな大切な男の子なので、母親も自分の人生をかけて何よりも大切と思って育て上げます。
何かあれば常に子供優先となると、モンスターペアレントのように母親は一時も目を離しませんし、すべてのことをやってあげます。
この行為は息子を愛しているから来ている行為ですが、子供をマザコンに仕立て上げてしまう原因です。日本でもマザコンの男性は、母親が以上に愛しているケースがありますね。
このことから中国の男性は母親からのとてつもない愛情を受けて育つことから母親に感謝をしていますし、どんなことよりも自分を優先してもらったという気持ちから、自分が大人になったら恩返しとして親孝行するのは当然という考え。
つまり中国人の男性がマザコンになる理由をまとめると一人っ子政策によって異常な愛を受けて育ってしまうのと、中国文化として親を大切にするということがマザコンが多いと言われています。
しかし中国の男性からすると親を大切にして何が悪いんだ！という感じで自分をマザコンだとは思っておらず普通の考えだという感じです。
母親を大切に思う気持ちは大事なので、ずっとそうあって欲しいのですが、その母親への愛情が異常すぎると結婚しても問題多発で揉め事となります。
中国のドラマを見ていてもマザコンのシーンは出てきますので、気になる方は見てみてください。
中国人のマザコン男性を見分ける方法
中国人のどっちが親を大切にしている事はお伝えしましたが、人によってはマザコンの度合いが違います。そこでマザコンかどうかを見極めるための例をご紹介します。
- 母親と頻繁に電話をする
- なんでも母親に相談する
- 旅行やデータなど母親も一緒に連れて行こうとする
- 家の合鍵を母親が持っている
- 作った料理の感想で母親の料理と比較してくる
- 服・下着などは母親が購入したもの
- お金の管理を母親に任せている
- 家族旅行の頻度が多い
- 好きなタイプの女性が母親
- 母親の言ったことに全て従う
- 何事も我慢ができない
- 好き嫌いが激しい
- 考え方が子供っぽい
- 母親からお小遣いをもらっている
上記のマザコンの特徴に数カ所当てはまった場合、重度のマザコンの可能性があるので、結婚する際は気をつけてください。
韓国人の男性はマザコンなのか？
ちなみに中国だけでなく、韓国の男性もマザコンが多く、その理由としては儒教の教えが広まっているからです。女性にとって家の後継である男の子を産むことがステータスとなっており、産まれてきた男の子は宝物のように大切に育てられます。そんな母親の愛を受けて育った子供はマザコンになる傾向にあるということです。
私が上海に留学しているときに中国人以外にも韓国人の留学生が沢山いました。韓国の男性は、付き合っている時は彼女をお姫様のように大切にする傾向があります。
例えば誕生日や付き合った記念日など、お祝いするのはもちろんですが、レストランで食事をしながら花束を渡したり、プレゼントを渡したりと至れり尽くせりです。そのため日本の女性でも韓国人の男性と付き合いたいと思っている方も多いです（実際に留学時に韓国人の男性は日本の女性から人気でした）。
しかし結婚したら状況は一変することも多いです。韓国人の男性にとって母親は絶対的な存在で、自分の彼女や奥さんが揉めるようなことがあれば母親の味方をしたり、「なんで自分の母親と仲良くできないんだ！」と揉めることもあり、結婚前と全然違うという話をよく耳にします。
そのため相手がどんな価値観なのか、家族との付き合い方はどのようなものなのかをしっかりと把握しておくことは重要です。
[box class=”blue_box” title=”韓国人のマザコンエピソード”]
付き合った記念日なのに、母親が家の近くに来ているからと母親を最優先する。
服を買うときに自分の判断ではなく、母親の意見を聞きたくてテレビ電話をして決めてもらう。
彼女や奥さんが作った料理を食べて、お母さんの料理の方がおいしいなどと言う。
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