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CDPとDMPの違いや重要性を徹底解説!

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CDPとは?


CDPとは”Customer Data Platform”の略称で、「永続的に統合され、かつ他のシステムからアクセスが可能な顧客データベースとしてのパッケージ化されたソフトウェアである。」です。これはセールスフォースなどの世界的大企業が所属しているCDP協会(Customer Data Platform institute)が定義しているものになり、次の重要な3要素が入っているかどうかが大事です。

CDPを定義するための重要な3要素とは?


CDPの要素①:パッケージ化されていることが重要ではなく、技術的スキルを持たないマーケターが扱うことを前提に設計されている。
CDPの要素②:顧客データを永続的に統合管理できるものであること。
CDPの要素③:外部の他のシステムやツールとの連携が行えるものであること。

上記を要約すると、「技術的スキルが高くないマーケターによって管理・利用されるものであり、全ての顧客データが一意のIDを持ちながら統合され、分岐ツールなどのように他のシステムと連携して参照できるもの」になります。

マーケティング担当の方であれば、最近バズワードとして色々耳にする機会が増えてきていますね。そこで実際に「CDPとは?」でGoogle検索した場合、説明として出てくるのは以下のような内容でイマイチピンとこないことが多いと思います。

・CRMを利用しているBtoBのマーケターであれば、CDPのことをBtoCのマーケターが顧客を直接管理するためのCRMと考える
・プライベートDMPとも呼ばれる

つまり世の中でCDPの言葉が一人歩きしている感じで、変な解釈をされて、間違った意味で理解してしまっている人も多いと思います。もしくは、CDPという言葉が流行っていることから、CDPというワードを使って色々とツールやサービスを提供することで売れやすいということで、あえてマーケティング的にCDPというワードを違う意味で使っている会社もいます。

そこで世間でよく出てくる疑問として、CDPとDMPは何が違うのか?という点ですが、次からご説明してきます。

CDPとDMPの違いについて

DMPは「Data Management Platform(データ マネジメント プラットフォーム)」の略称で、データを1つに集めて管理・活用する場所という意味です。つまり、自社独自のDMPのことをプライベートDMPとも呼ばれています。

CDP:ファーストパーティデータ(主に個人情報)→ MA/CRM/SNS/App等と連携し、パーソナライズされた施策を実行したり、BIと連携して顧客分析などを行うものです。
DMP:1st,2st,3rdなどの匿名データ(Cookie/広告ID)をDSP等と連携し、広告特化の施策の実施と効率化します。BIと連携したオーディエンス分析などを行う。

つまりDMPは、広告運用をメインで考えており、人を特定するような個人情報ではなく、あくまでCookieデータ等のアクセスデータを用いて広告運用を効率化するもの。

しかしCDPは、DMPよりも詳細な個人情報を一元管理して活用します。広告よりもっと広いマーケティング全体を効率化するようなイメージです。

ここで話がややこしくなるのが、プライベートDMPとCDPの違いがわからなくなってしまうことです。。。
プライベートDMPは、広告主自身が集めているCookieデータや、広告・メールなどの配信ログを集約して管理することで独自のDMPをマーケティング活動に活かしています。つまりCDPと同じ概念なんです。

そのため、プライベートDMP=CDPと言い換えているケースが多いので、CDPといったらプライベートDMPなんだと思ってください。

CDPDMP
使用用途個別のコンバージョンに向けたオムニチャネルなマーケティングセールスやサービス対象オーディエンスをターゲットとするデジタル広告施策
目的パーソナライズされた顧客体験の提供デジタル広告施策の最適化
主要ユーザーマーケティング、営業などデジタルマーケ、広告代理店など

CDPの必要性やメリットは何?

CDPの概念はわかったかと思いますが、なぜCDPを企業側が求める傾向になり、今話題となっているかをご説明していきます。CDPが求められるようになった時代背景があります。

  • 顧客接点の増加や、顧客接点時代の終焉を迎えている
  • LTVと温度感の高い新規顧客獲得の重要性

顧客接点とCDPが関係性とは?

デジタルマーケティングの歴史からご説明すると、企業は顧客とのデジタル上の繋がりを模索してきたのですが、企業と顧客との間には1つの接点だけではなく、複数の接点が多く存在してきました。これはITが発展したため、多くのデバイスを1人の人間が複数活用することや、チャネルが多く増えたことが始まりです。

そのため、接点がそれぞれ分断されており、1つにまとめて管理しないと顧客のニーズや行動を読み取れないということが生まれてきました。また顧客はデジタル上だけではなく、リアル(オフライン)での行動や購買もあるため、O2Oのようにオンラインから、オフラインでの行動へと促す施策を考えたりといったようなことも考えられています。

そのため色々な選択の自由がある世の中でバラバラに散らばったデータを一元管理できないと、眠ってしまっている貴重なデータが多く存在しています。せっかく集めたデータなのにも関わらず、十分に活用されずに保管だけされてしまっているのは非常にもったいないです。これらのデータを数多く集めて、統合できればより顧客毎にパーソナライズされたマーケティングが実行できるようになります。

そこで生まれたのがCDPということなので、今後はよりCDPのニーズが高まってくることがお分かりいただいたかと思います。

しかし、この顧客データをしっかりと獲得して、一元化することは本当にただしいのか?と議論が近年激しく議論されています。
例えば、Cookieを集めるのは個人の行動を特定できることになり、個人情報にも該当するのではないか?と言われています。そこで制定されたのが、GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)と呼ばれる個人データを保護する法律がヨーロッパを中心に広まっている状況です。そのため最近ではウェブサイトに入ったときに、Cookieの取得を「Yes / NO」で最初に回答を求められることもあります。

つまりパソナライズされたマーケティング施策は、企業側にとってはいいと思いますが、顧客視点から考えてみるとマーケティングされている=なんか怖いし、気持ち悪いと思ってしまいます。
この流れがだんだん強まってきており、3rdパーティーCookieが使えなくなってきています。3rdパーティーCookieが使えなくなるというニュースは、IT業界に衝撃が走りました。

カスタマージャーニーってどうなるの?

今までのカスタマージャーニーは、顧客接点を元に考えられてきました。
顧客は、商品やサービスを購入するときには、「必ず初めに認知→情報収集→比較検討→購入」という流れが一般的です。そのため、AIDOMAの法則という「Attention(注意)→ Interest(関心)→ Desire(欲求)→ Memory(記憶)→ Action(行動)」という標準的な購買プロセスの考え方もあります。

もちろん顧客は、情報収集や比較・検討というフェーズが何回も繰り返されるため綺麗なユーザーの動きにはなりません。そのためカスタマジャーニーはあくまで理想のユーザー行動を元にサイト設計をするということになり、現実と理想は異なる場合があります。しかし理想像のカスタマージャーニーを作らないと、方向性の軸が不明になるため、企業側の軸として作ることが多いですね。

そんなカスタマージャーニーは、Cookie規制の影響から、1stパーティのCookieを元に分析していく必要があるため、LTVの高い優良顧客のデータを分析して、逆算でマーケティング施策を実行していく流れになります。

その際にはDMPのような3rdパーティーCookieを使うというよりも、CDPといった正確なデータを管理・結合して分析しないと効果的な施策を実行できません。

LTVの高い顧客情報を新規獲得に活用

LTVの高いユーザーをどうやって新規獲得するかがマーケティングの理想像です。そのためLTVの高いユーザーはどういう層なのか、どのような施策で獲得される割合が高いのか、などを分析することでマーケティングの効率化が生まれます。そのため現状の優良顧客をしっかりと分析するために、CDPでユーザー情報を分析してマーケティングに活用することで理想に近づくことができます。PDCAを回し続けて、自社のマーケティングの勝ちパターンを探っていきましょう。

CDPの導入をオススメする企業


顧客のデータ収集、統合を横断的に行いたい以下のような企業がオススメです。

  • BtoCビシネスを行っている企業
  • 複数の顧客接点に対して、多くの施策を行っている企業
  • リアルタイムな顧客体験の提供が求められる企業
  • パーソナライズマーケを実施する企業

CDPのオススメの製品は?

CDPを選ぶ際には、色々なポイントで選ぶ必要がありますが、私はNo1の製品を使うことをオススメします。
なぜなら日々製品の利便性を上げるためにアップデートされており、売上が多い方が確実にマーケターに取って良いCDP製品だからです。

CRMツールや、MAツールなどでも考えてみて欲しいのですが、やはりSalesforceやHubSpotといった世界的な企業の製品を選択することが多いと思います。このようにCDPに関しても一元化してマーケティング施策につなげることがとても大事です。

また、将来的に拡張性があることによって柔軟に時代にあった素晴らしいツールへとなっていくことから私はSalesforceの「Customer 360 Audience」をオススメしています。

Salesforce CDPの特徴


①データ統合と識別:データ属性を永続的な顧客IDに統合して、クロスデバイスにも対応。
②セグメントとデータリッチ化:1-3rdパーティデータから正確で効果的な顧客のセグメンテーション。
③同意取得管理:顧客のデータの権利を管理。
④パーソナライズ:全てのチャネルと顧客接点でマーケティングや、広告などを実行。
⑤可視化と顧客理解:チャネルやクラウドを横断した顧客エンゲージメント分析。

まとめ

CDPについて理解いただけましたでしょうか。CDPという言葉が間違った形で広まってしまい、結局どういう意味なのかがわからないというマーケターの方も多いかと思います。マーケティングはそういった用語が多いのは事実ですが、しっかりと意味を捉えた上で使わないと一流のマーケターとは言えないため、しっかりと理解してください。
今回は、DMPとプライベートDMP、CDPの違いについても説明しましたのでもう皆さんは間違えることはないかと思いますが、CDPはこれからのマーケターにとって非常に重要なツールであることはご理解いただけたかと思います。
CDP製品は多くありますが、やはりNo1のSalesforceを使うことがマーケティング活動を成功に導くでしょう。私もSalesforceを使っていますし、HubSpotも使っています。世界的な企業の2製品は使い勝手が違ってくるので、あまり聞いたことがない製品に手を出して失敗したとならないようにしてください。

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